SimpleWeb メニューの説明
SimpleWeb では、テキスト版に変換されたウェブページの表示方法を設定することが可能です。この設定は Cookie で処理されて、ユーザーの選択した内容を記憶します。そのため、この機能を使うにはブラウザーの Cookie をオンにする必要があります。
表示設定は、コード変換されたページの最下部にある SimpleWeb メニューという名称のセクションで行います。
この SimpleWeb メニューのセクションにすぐに移動するには、alt キーを押したまま、s を押します。お使いのブラウザーに、s を使ったショートカットがすでに割り当てられている場合でも、alt キーと s を別々に押すことによって、キーボードを使うことは可能です。
SimpleWeb メニューの最後の部分は、コード変換されたページの元になったオリジナルバージョンを見るのに使います。
図1 : SimpleWeb メニューによる設定の変更

SimpleWeb メニューでは、次の環境設定を行うことができます。
- フォントサイズ
ページのコンテンツを表示する際の文字の大きさを指定します。この機能は、視力が弱いユーザーや、ページのコンテンツを拡大する必要がある場合(聴衆に向けてプレゼンテーション中にプロジェクターでウェブページを示す場合など)に役立ちます。フォントサイズを大きくするには「大」、小さくするには「小」、初期設定値に戻すには「標準」を選択します。 - 現在の配色
背景と前景(文字)に使う色を指定します。多くの場合は、白の背景に黒の文字が好まれますが、反転したほうがページを読むのが楽な場合もあります。前景と背景のコントラストを高めるコンビネーションは、白地に黒、黒地に黄色、クリーム地に黒です。これらを試してみて、最も見やすいものを選ぶといいでしょう。 - リンクをボタンで表示する
運動障害のあるユーザー(または、最適とは言えないポインティングデバイスを使っているユーザー)にとっては、小さなリンクをポインターで指してクリックするのは大変な注意力を要する困難な作業です。このオプションを使えば、SimpleWeb が個々のテキストリンクを長方形の枠で囲い、リンクが周辺の要素から際立つようになります。 - テキスト版から出るときに警告を出さない
SimpleWeb は、登録されたウェブサーバーでホスティングされているページだけをテキスト版に変換します。登録されたウェブサーバーとそのページは、テキスト版の範囲と呼ばれ、この範囲を越えるリンク(SimpleWeb に登録されたウェブサーバーの外に出るリンク)を選択すると、SimpleWeb は初期設定により、テキスト版の範囲を離れようとしている旨の警告を出します。テキスト版から出るときに警告を出さないを選択すれば、SimpleWeb は警告を表示せず、自動的にグラフィックを含んだオリジナルのページに移動します。初期設定(警告を出す)に戻したいときは、テキスト版から出るときに警告を出すを選択します。 - 処理できない文書を直接開く
ウェブページではないリンクを選択すると、SimpleWeb は初期設定により、そのページを処理できない旨の警告を出し、オリジナルのファイルをダウンロードするよう促します。この警告機能は、処理できない文書を直接開くを選択すれば解除できます。警告機能をオンに戻す場合は、処理できない文書には確認画面を表示するを選択します。
図2 : 運動障害の方向けに黒背景に黄色文字の配色で表示

SimpleWeb についてのより詳しい情報は、下記ページを参照してください。